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2016.06.03 08:40

福井市浜町の空きビル再生 伝統工芸と世界つなぐ施設に

 福井市中央3丁目の通称浜町界隈(かいわい)にある築50年超の空きビルを再生し、福井の伝統工芸と世界をつなぐ複合施設にしようというプロジェクト「CRAFT BRIDGE(クラフト・ブリッジ)」が進んでいる。ものづくりに携わる人たちが仕事場を共有するコワーキングスペースや日本酒バーなどをそろえ、地方の文化に目を向ける外国人観光客や都市部の若者らを呼び込んでいく。7月末のオープンを目指している。

 プロジェクトは2014年秋、デザイナーの内田裕規さん(40)=越前市=が、元個人宅のビルのたたずまいに引きつけられたことがきっかけ。親交のあるデザインプロデューサー黒崎輝男さん(66)=東京=の協力も得て、同年末には「工芸の過去から現代へ、北陸から世界へ、そして未来へ橋をかける」というコンセプトが固まった。

 内田さん、黒崎さんのほか、建築士や越前漆器の製造販売業や酒販店の経営者らも加わり、昨年8月にプロジェクトを推進させるための株式会社「ブリッジ・ラボラトリー」を設立。今年2月から工事が始まった。

 ビルは鉄筋コンクリート3階建て、延べ床面積約300平方メートル。1階には日本酒バーやパン店、2階はコワーキングスペースとギャラリー、3階をゲストハウスにする。3階のテラスはビアガーデンにする予定だ。同社では、県内の伝統工芸品や職人の魅力を集めたガイドブックを編集する計画もあり、ビルを訪れる国内外の人に産地の生の情報を提供していくという。

 ビル前には、世界的建築家の隈研吾氏が設計した料亭「開花亭sou-an」がある。隣にも隈氏が手掛けた地場総菜店が同時期にオープンする予定で、歴史ある料亭街に新たなエリア価値が育ちつつある。黒崎さんは「浜町の動きを起爆剤とし、福井を創造都市にする流れをつくっていきたい」と話している。

 同社ではコワーキングスペースのメンバーやプロジェクトを一緒に進めるスタッフを募集中。申し込みや問い合わせは、同社=電話090(7082)0667。メールwork@craftbridge.jp

カードの募集・発行は福井銀行が行います。
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