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2019.04.08 10:10

福井県知事選、杉本達治氏が初当選 現職を破る

 第19回統一地方選前半戦の11道府県知事選と41道府県議選などは7日、投開票された。自民党支持層が割れて保守分裂となった福井県知事選は、無所属新人で前副知事の杉本達治氏(56)が5選を目指した無所属現職の西川一誠氏(74)を8万9676票差で破り、初当選を果たした。共産党新人で党県書記長の金元幸枝氏(61)は大差をつけられた。杉本氏は戦後7人目、16年ぶりの新知事となる。任期は23日から4年間。投票率は58・35%で、過去最低だった前回の48・59%を9・76ポイント上回った。

 8日午前0時50分の最終確定で、杉本氏は22万774票を獲得、有効票に対する得票率は59・29%だった。西川氏は13万1098票(得票率35・21%)、金元氏は2万462票(同5・50%)だった。

 杉本氏は当選確実が報じられた後、福井市内の選挙事務所でのインタビューで「徹底現場主義で現場の課題を解決していくことが行政の仕事。何よりも県民が主役の県政に変えていく」と決意を述べた。保守分裂については「県民の議論は二分された。ただ、心が二分されたという感じは全くない」と強調。その上で「今をもってノーサイド。私が一生懸命、汗をかきながら県内の融和に努めたい」と意気込んだ。

 西川氏は同市内の事務所で「実績を十分理解してもらえなかったり、訴えが足らなかったことが(敗戦の)背景にある」と語った。

 知事選は3月21日に告示された。自民党は杉本氏を推薦したものの、一部の県議や地域・職域支部が西川氏を支援。総務省OB同士で、県庁で上司と部下だった西川、杉本両氏による保守分裂の展開に、金元氏が政策の対立軸を掲げて挑む、全国的にも注目を集める構図となった。3人の候補者による争いは2003年以来だった。

 杉本氏は「若さと行動力」を前面に打ち出し、北陸新幹線を生かした観光振興や農林水産業への支援強化などを訴えた。西川氏は北陸新幹線の県内延伸や開業3年前倒しの実現など4期の実績を強調した。金元氏は原発ゼロや北陸新幹線関連事業の見直しなど、県政転換を呼び掛けた。

 投票は午前7時から県内403カ所で行われた。一部繰り上げの投票所を除いて午後8時に締め切られた。

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