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2019.04.15 09:14

「蓮如の里」再興へ始動 あわら市吉崎地区

 真宗王国・福井の原点ともいえる「蓮如の里」の再興を目指す取り組みが、あわら市吉崎地区で始まった。主体となるのは、住民たちが3月に設立した一般社団法人。蓮如が布教に努めた浄土真宗の東西別院、地元寺院などと手を携えて近世の繁栄をいまに取り戻す計画だ。

 住民たちによる一社「蓮如の里吉崎」は、2016年から休校している吉崎小を拠点に、隣の浜坂地区を含めて観光のまちづくりを展開する。

 一帯はもともと県内有数の観光地。再興の鍵は、各寺院や関連する法人施設との協力体制を築くことだった。転機は2年前で、吉崎小を宿泊体験施設、交流拠点に整備する提案を市教委から受け、粘り強く検討会を重ねてきた努力が実った格好だ。

 その第1弾として20人のモニターを募集し、一帯を周遊してもらう「まち歩きイベント」を28日に開く。当日は蓮如忌の開催期間中で、上人の御影を拝見できるほか、国史跡の吉崎御坊跡などが残る「御山」や東西別院、願慶寺、吉崎寺、蓮如上人記念館を巡って説明が聞ける。

 また、吉崎小での昼食で報恩講料理が楽しめ、船による水上散策もある。参加費は3千円。申し込み、問い合わせは19日までに「蓮如の里吉崎」の中内さん=電話090(1748)3579=へ。

 蓮如が吉崎御坊を建立したのは室町時代の1471年。布教を始めて間もなく、一帯には農民ら群集が押し寄せて北陸の一大拠点となった。その後、曲折を経ながらも観光地としてにぎわったが、少子化などの影響を受けて人口が減りつつある。

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