ニュース

2019.05.31 09:18

北大路魯山人展、6月1日から福井市美術館

 美食家としても知られる北大路魯山人(1883~1959年)の、陶芸家の顔に迫る企画展(福井市美術館、福井新聞社でつくる同展実行委員会主催)は1日、同美術館で始まる。確かな審美眼で古陶磁の勘所をつかみ、現代の感覚でよみがえらせた器の数々を間近に楽しめる。

 魯山人は書家、篆刻(てんこく)家として看板を彫ることなどを生業に食客生活していた30代のころ、鯖江の豪商の招きで市内に滞在していた時期がある。その縁で山代温泉にある九谷焼工房を訪ねたことが作陶に開眼するきっかけとなった。

 40代で会員制高級料亭「星(ほしが)岡茶寮(おかさりょう)」を開くと、自らの料理にふさう理想の器を求めて作陶を本格化。生涯で20万点もの作品を残したと伝わる。

 没後60年にちなみ開く企画展は、近年アメリカから里帰りした「カワシマ・コレクション」を中心とした計約100点で構成。大胆な配色を施した九谷風の大鉢や、秋景をあしらったまな板皿、深い緑に魅入られる織部の扇面鉢などの代表作のほか、書や絵画、篆刻も並ぶ。

 会場には、魯山人が建てた茶室「夢境庵(むきょうあん)」を再現した空間もある。開幕を控えた30日、全作品の展示が終わり、照明の最終調整が行われた。

 7月7日まで。観覧料は一般1100円(31日まで前売り900円)、高校・大学生800円、小中学生500円。問い合わせは福井市美術館=電話0776(33)2990。

カードの募集・発行は福井銀行が行います。
本ページに記載のサービス内容は予告なく変更する場合があります。
記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標、商標、または商標出願中のものです。

ページトップへ