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2016.03.31 00:00

かこさとしさん卒寿、古里に恩返し 福井県越前市へ絵制作、披露

 越前市出身の絵本作家で31日に90歳を迎えるかこさとしさんが30日、自宅のある神奈川県藤沢市内で会見し、古里の豊かな自然やまちの人の温かさに育まれたとし「恩返ししたい」と語った。越前市のために描き下ろした絵を披露した。

 卒寿を記念して会見が企画され、奈良俊幸越前市長も出席した。

 生まれて8年間過ごした故郷について、かこさんは「日野川の土手など子どもにちょうどいい小自然や、まちの人の情け深さの中で、伸び伸びと成長することができた」などと振り返った。

 絵は、代表作の「だるまちゃん」シリーズに登場するキャラクターが、緑豊かな「古里の風景」(かこさん)をバックに、元気よく行進する様子を描いている。「さあのぼろうよ村国山 次にいどむは加賀白山」などの詩を添えている。

 かこさんは、越前市が再整備を進める同市武生中央公園の監修を依頼され、この絵を制作した。奈良市長は「公園のシンボルとして使わせてもらいたい」と話した。この日は複製が公開された。将来的には原画も市に寄贈する予定だという。

 ■かこさとし(加古里子) 1926年、旧国高村(現越前市)生まれ。東京大工学部卒業後、民間企業の研究所に勤務しながら、学生らによる社会奉仕活動(セツルメント活動)に参加し、59年に絵本作家デビュー。代表作に「からすのパンやさん」「だるまちゃんとてんぐちゃん」など。科学絵本も多く手掛け、作品数は600点以上に上る。菊池寛賞や福井新聞文化賞など受賞歴多数。

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