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2016.04.14 09:31

「ジュラカタッチ」 ネットに簡単ログイン

 ジュラカは、近距離無線通信技術(NFC)による「ジュラカタッチ」と呼ぶ新機能を備えている。カード読み取り機能が付いたスマートフォンやタブレット端末にタッチすると、専用メニュー画面につながってID・パスワードなしで電子版「福井新聞D刊」などに簡単にログインできる。「電子マネー+地域密着サービス」に加え、全国で初となるICカードの新しい使い方を発信する。

 この機能は、凸版印刷(東京)の「スマートデスクトップ」を利用しており、ジュラカは全国初の商用化となる。現在は「D刊」のほか、電子チラシサイト「チラシの森」や「Ladies倶楽部&(あんど)」などにログインできる。

 凸版印刷によると、スマートデスクトップは高齢化社会に対応するシステムとして開発が進められた。ネットでの買い物など各サービスへのログインは、会員登録やID・パスワードの入力といった手続きが必要。しかしパソコンに不慣れな高齢者にとっては複雑で、管理面でも不安がある。そこでICカードと端末だけで電子新聞、ネットショップなどのページに検索やID・パスワードなしで到達できることが可能な仕組みをつくった。

 奈良県葛城市では、スマートデスクトップを利用した実証事業が行われている。公民館や福祉施設に集まる高齢者向けに端末を用意。ICカードをタッチしてネットで買い物をしたり、健康データを管理したりするサービスを提供している。凸版印刷情報コミュニケーション事業本部セキュアビジネスセンターの黒澤真路さんは「子どもからお年寄りまで、簡単に目的のネットサービスにたどりつける。提供側にとっても利用促進につながる」と利点を強調する。

 福井銀行と福井新聞社は地域の活性化に向け、ジュラカを起点に民間事業者や自治体、交通、医療・福祉分野との連携も視野に入れる。ジュラカタッチは性別など個人の属性、店舗や施設の目的に合わせた画面を表示し、ネットサービスに誘導することも可能だ。ニュースやセールの案内など設置場所に応じた情報を表示できるデジタルサイネージ(電子看板)などへの活用も検討する。

 黒澤さんは、ジュラカタッチの可能性について「使い方が多様化し、利用者が増えることで地域カードとしての価値が高まる。他企業や自治体を巻き込んだ地域サービスの中核を担うことも期待できる」と話している。

カードの募集・発行は福井銀行が行います。
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