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2018.02.08 08:42

嶺北地方の給油所、在庫ピンチ 記録的大雪の影響で

 記録的な大雪の影響でガソリンなどを運ぶタンクローリーが動けず、福井、勝山、大野各市の給油所では販売するガソリン、軽油、灯油など在庫燃料が枯渇し始めた。坂井市三国町の油槽所までの道路の除雪が追い付いていないためだ。市民生活の“命綱”ともいえる暖房用や除雪車両への影響を懸念する声も出始めている。

 福井市田原2丁目の室次呉服町SSは、5日に来る予定だったタンクローリーは到着せず、7日午前11時時点で既に軽油はなくなった。来店客は通常の1・5倍あるが、灯油とレギュラーガソリンもほぼないという。

 県内13店舗を運営する栄月の大名町SS(福井市春山1丁目)では、7日から20リットルの給油制限を行っている。レギュラーは午前10時半現在、残り約7千リットル。高桑寛嗣マネジャー(42)は「残量は2、3日持つかどうか」と話した。給油制限するスタンドは多い。

 連日フル稼働する除雪車の燃料は軽油。「除雪車向けの軽油ももうなくなりそうだ」と不安を示すスタンドの所長もいる。勝山市雪害対策本部によると、同市の除雪車向けの軽油の貯蔵はなく「このままでは除雪ができない所が出てくる恐れがある」と危機感を強める。福井市消防局がタンク車を使い、7日中に900リットルを勝山市へ運ぶ。

 福井市は県石油業協同組合との協定に基づき、除雪機械への優先給油を求めた。同組合が在庫のある給油所をリスト化。建設業者に通知する。

 軽油などの燃料油の確保は県内公共交通の運行再開に影響を与える可能性がある。えちぜん鉄道と福井鉄道の除雪車の中には軽油を使用している車両もある。えち鉄は「除雪車に給油できなければ運行にも影響が出る」とする。また「線路の切り替えを行う分岐点(ポイント)の凍結を、熱風で防ぐ装置に灯油を使用している」とえち鉄の豊北景一社長。ディーゼル車の路線バスの燃料も軽油で同じ課題を抱えている。

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